このサイトは私の気が赴くまま、あれやこれやを適当にUPしてる記録置場でございます
割と最近(ここ2・3年内に)原子爆弾地上起爆説というものが存在することを知った
太平洋戦争末期に広島で爆発した原爆は米軍のエノラゲイが投下したものではなく原爆投下場所とされる相生橋付近の産業奨励館の横の元安川上(または水中?)で日本軍によって起爆されたとするものだ
根拠とされるのが
1.当時の日本軍は核開発に成功していたという話で日本軍には原爆の製造能力があった
2.海軍航空隊 本田稔氏による爆発は飛行中の自機の下で起こったと証言(エノラゲイは見ていないと主張)
3.元安川の少しエグレた写真(画像を添付したかったが見当たらんかった、申し訳ない)
4.原爆は大きくてB29には搭載不可能
5.天皇の意向・人体実験
など
1.について
確かに当時の日本には原爆の開発を目標に海軍のF研究と陸軍のニ号研究があり、2つの拠点で行われていた事実がある
最上級の軍事機密だろうから完成までいったかどうかは分からないが、あるいは完成していた可能性が全く無い訳ではない
2.について
エノラ・ゲイは広島市上空に侵入し高度9600mから原子爆弾を投下され原子爆弾は投下から43秒後、地上600メートルで炸裂したとされる
本田稔氏の機体の飛行高度が定かではないが広島市街地上空を飛行する高度が600メートル以下という事は考えられず、高度が数千メートルで飛行していたと考えると起爆が600メートルなら自分より下で爆発するのは不思議でも何でもないこととなり地上起爆の根拠にはなり得ない
3.について
広島型原子爆弾の威力はTNT火薬に換算すると約1万6千トン分とされ凄まじい破壊力であるが、それでたったあれだけのしょぼいエグレというのは人をバカにしてるのかというレベル
すぐ横の産業奨励館(現原爆ドーム)が木端微塵になってないことから見ても、そこで爆発したというのはあり得ない
4.について
この手の画像を持ってきてこんなの爆撃機に乗せるの無理だろって論調
実際のサイズはこれらしいので問題ないかと
地上起爆説でこれを根拠に含めるヤツは流石に引っ掛けかウケ狙いだろ
5.について
これはもう天皇ガー!とかの層だと思うので放置
という訳で地上起爆説はアクセス稼ぎの都市伝説みたいなもんかなという結論ですた
頭の体操にはいいかもね